route299


まだなんて呼べばいいか不明
風下では広くなる雲 
行き先を延ばせれば幾らか気も晴れると思い走る
逆らう気に逆らう現実
もうなんて呼べば救われるのか不明
  だってそんなの幾許もないこの道の
向こう側に答えがあるかも不明です 


ねえせつないせつない歌だって
いつかは聞き飽きられるもの 
絶対のことも確かじゃないけど 
明日の朝目が覚めて君がいなくなってたら
何処へ行けばいいんだ?


昨日の事は思い出すだけで
もうなんて叫べば響くのだろう
  探さないでねと見つけないでねと
繰り返して強く振り払うまでのこと


絶対なんて響きを使うまでも無いものは
夜明け前既に見つけていたんだ
ねえ いつだって僕らは明日を見てきたじゃないか 忘れてきたじゃないか
そうやってある戯言が 泣き言のように
心に響くものになるなんて
明日の朝目が覚めてみんないなくなってたら
何を思えばいいんだ?


つかむもの全て
  帰らずの部屋に置き去れば 終わりよ



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